シルクのチカラ1

シルクのチカラの源・セリシン

■シルクは見た目が美しく、機能的にも優れていることから、古くから衣料素材として愛用されてきましたが、近年は化粧品の分野への応用も進んでいます。特に注目されているのが、シルクのセリシンという成分。もともとシルクのまゆ玉から糸を取る過程で捨てられていましたが、製糸工場ではたらく工員さんの手がいつまでもみずみずしく、シミ、シワが少ない艶やかな状態を保っていることから注目され、様々な研究結果を通じて有用なはたらきが究明されています。

セリシンとメラニン色素

■美白の妨げとなる皮膚の色素沈着。皮膚に日があたると、紫外線によるダメージを防ぐためにメラニン色素が作られます。このメラニン色素がシミやそばかすの原因となっています。メラニン色素は、チロシナーゼという酵素のはたらきで生成されますので、チロシナーゼのはたらきを阻害する物質を皮膚に与えれば、日焼けによるシミやそばかすが抑えられます。セリシンは、それ自体が紫外線をカットすることが知られていますが、さらに、チロシナーゼの悪いはたらきも阻害する二重の効果が注目されています。

セリシンとうるおい

■セリシンは、保湿にすぐれた化粧品素材としておなじみの、ヒアルロン酸やコラーゲンとよく比べられます。コラーゲンは、加熱分解した後に冷却するとゼラチン状になりますが、ゼラチンには自重の10倍の保水性があり、セリシン水溶液も、放置するとゼラチンと同じゲル状に固まります。実際にセリシンを化粧品素材として利用するときにもっとも実感されるのは、しっとり感といわれています。化粧品用の保湿剤には水酸基、アミノ基、カルボキシル基など、分子中にたくさんの親水基をもっている物質が利用されますが、セリシンには水酸基がもっとも多く含まれています。特に、最近はBSEなどの問題によって動物由来の化粧品素材が敬遠される中で、古くから使われているシルクのまゆ玉の成分であるセリシンは、安全で安心して使える天然素材として、脚光を浴びています。

セリシンとフラボノール

■近年、オゾン層の破壊によって、地表に照射される紫外線量の増加が問題になっています。日常生活で紫外線を浴びると、活性酸素が皮脂にはたらいて、メラニン色素だけでなく、過酸化脂肪の生成も促進されてしまいます。生成された過酸化脂肪は、皮膚の老化を進めシワをつくる原因となるります。こうした老化を防ぐ上からも、化粧品の抗酸化機能は重要な役割を担っていますが、セリシン、特に笹繭から抽出したセリシンには、フラボノールをはじめとする強力な抗酸化作用をもつ成分が多く含まれ、うれしい肌年齢を維持するはたらきが、期待されています。

●この豆知識は独立行政法人農畜産業振興機構の公表記事から一部引用してご紹介しています。

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